ID : 8737
公開日 : 2008年 9月10日
タイトル
木質バイオマス、御嵩町で実験 広島の企業
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新聞名
岐阜新聞
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元URL.
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20080910/200809100821_5786.shtml
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元urltop:
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写真:
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林野庁の森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業に選定された「亜臨界水処理による木質バイオマス連続分解システムの確立」事業で、木材からエタノールの原料などを取り出す装置の開発を目指す山陽
空調工業(本社広島市)は、使用する木材粉末の製造実験を可児郡御嵩町で実施する。装置が完成すれば間伐材の利用促進が期待でき、県も同事業を支援していく。
装置は高温、高圧の亜臨界水を用い、木粉を短時間に分子レベルに分解、抽出してエタノールの原料となるグルコースやプラスチックの原料となるリグニンペレットなどを製造する。水を使うことで環境負荷が小さく、
小型化でき、実用化の可能性が高いという。
御嵩町では、可茂森林組合が町内から集めるヒノキの間伐材などを粉末化し、粒子の適切な大きさなどを調べる実験を11月から実施する。グルコースなどの製造実験は別の場所で行い、森林内の間伐の現場に持ち
込めるよう4トントラックに積載できる大きさの装置を完成させ、5年以内の実用化を目指す。
同社の浅田博昭社長は瑞浪市内のゴルフ場の理事長を務めるなど岐阜県とかかわりが深いことから、県内での実験地を望み、森林の活用法を検討していた御嵩町で行うことを決めた。
浅田社長は9日、県庁を訪れ、古田肇知事と渡辺公夫御嵩町長に協力を求めた。古田知事、渡辺町長は「環境に優しく、間伐材の使用促進が望める願ってもない事業」などと期待を示した。
同社は空調設備工事などで年間35億円を売り上げている。
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