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ID : 8708
公開日 : 2008年 9月 8日
タイトル
果樹剪定枝から燃料油
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20080907-OYT8T00473.htm
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元urltop:
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写真:
 
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山梨市は、地元特産のブドウ、モモの剪定枝(せんていし)から油分を取り出し、燃料を精製する実証試験を始める。果樹地帯ならではの木材資源からボイラーや自動車の燃料を生み出し活用する「地産地消モデ ル」の確立を目指す。
 市環境課によると、市内では毎年約5300トンの果樹剪定枝が出るが、多くは焼却処分されている。剪定枝をプラント内でくず化し、マイクロ波で瞬時に470~500度の高熱をかけると、含まれている油分を搾り出せ るという。その油から、都内の化学関連会社に委託して重油や軽油を精製する。
 木材から油分を取り出すのは国内初の試みで、どの木材からどれくらいの油分が搾り出せるのかも研究課題となる。市は、今年度中にも同市南の市環境センター敷地内にプラントを設置し、稼働を始める。プラントで は1日あたり0・2トンの木材を処理でき、年250日間の稼働で、木材50トンのうち60~70%(30~35トン)が油として搾り出せるという。
 この事業は、林野庁が今年度から公募を始めた「森林資源活用型ニュービジネス創造対策事業」に採択された。栃木県森林組合連合会が主体となり、山梨市と栃木県塩谷町、化学関連会社や研究機関が参加する。実施 期間は2012年度までの5年間で、総事業費の5億円は林野庁が負担する。市では、果樹剪定枝を木質ペレットとして活用する計画も進めており、環境に優しい代替エネルギーの実用化に期待がかかる。
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