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白川町三川の原木市場「東濃ヒノキ白川市場」の取引が競り方式から入札に変わり、3日、入札による初めてのオープン記念市が開かれた。
より多くの製材・建築業者と生産者に取引に参加してもらう市場活性化策の一環。競りによる売買は8月20日を最後に終了。3日から、市場はこれまでの毎週水曜から、第1・第3水曜日の月2回に変わり、売買単位も、1
000円から100円に切り下げられた。
式典には関係者ら約20人が参加。同市場協同組合の板頭学理事長が「県産材の需要拡大と町の発展のため、健全な市場に育てたい」とあいさつした後、今井良博町長は「新しい時代に対応する市場改革として、今回
の入札導入をとらえてほしい」と述べた。
この日の出荷量は、ヒノキを中心に約340立方メートル。買い付け業者約60社が参加し、材木の並んだ場内で、丸太の断面や表皮を調べた後、順に入札していった。総売上高は1000万円弱、平均単価は1立方メート
ルあたり約2万5000円だった。
同市場協同組合は1984年に設立。86年から毎水曜日に市場を開き、好景気時には年間売り上げが11億円に達したこともあった。その後、経済の低迷と木造住宅の伸び悩みで、市場が3億円弱まで縮小している。+/
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