ID : 8685
公開日 : 2008年 9月 3日
タイトル
喜多俊之の新家具シリーズ
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新聞名
エキサイト
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元URL.
http://www.excite.co.jp/ism/concierge/rid_2104/
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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日本やイタリアをはじめ、1960年代から国際的デザイナーとして活躍する喜多俊之氏。彼が今年のミラノサローネの会期中に発表し、その後数々の海外メディアに注目される新家具シリーズ「TRONCO(トロンコ
)」がスティレライフから発売された。
イタリア語で“丸太”を意味するTRONCO。その特徴はなんといってもその素材づかいにある。
主題となるのは独得の風合いと歴史を持つ「北山杉」。真直ぐに伸びた幹が特徴的で、古くから茶室や数寄屋の床柱として重用された高級部材である。美しい木肌で荘厳に伸びたその姿は、それだけで芸術品といわれ
ているこの北山杉は、京都・北山の地で600年以上も前から、特別な植林技術を培った職人達の手によって育てられているものだ。
苗から育てられる北山杉は植林して40~60年で伐採されるが、このサイクルを保たなければ逆に山は荒れてしまう。だからこそ、その自然の循環をものづくりに活かすことが「TRONCO」シリーズのコンセプトでもある
のだ。
「600年もの間、職人から職人へと伝承された技術のもと、大切に育まれた木材の美しさをもっと多くの人に知ってもらいたい。これらの木材が
“自然のシンボル”として生まれ変わることにより、次なる世代に新たな可能性を見出すことができれば…」 と喜多氏は語る。
北山杉が持つ力強くてやさしい風合いをそのまま残し、素材を最大限活かすためにシンプルなデザインのベンチと椅子が完成した。脚と背もたれには、リサイクルに適したアルミニウムを使用。素材の美しさと、自然と
テクノロジーの融合をそのまま素直に表現したこのシリーズは、和洋問わず住宅から商業空間まで広く対応する。
サイズはベンチがS、M、Lの3タイプ。チェアは1タイプで、台座にはそれぞれオスモクリアー(木の呼吸を妨げず水を弾くために塗るオイル)仕上げの天然出絞丸太が使用されている。天然木ならではの風合いや色合
い、年月を経て生まれる経年変化もたのしみのひとつだ。
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