ID : 8651
公開日 : 2008年 9月 1日
タイトル
水中くっきり「箱めがね」人気 丹波の木工所が復刻
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001388657.shtml
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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昭和の川遊びの道具で、水面にかぶせると水中がよく見える「箱めがね」を、丹波市春日町上三井庄の木工所「細見木芸」が復刻した。何でも手作りで遊んだ少年時代を懐かしむ父親たちが多く、全国から注文
が舞い込んでいる。経営する細見靖さん(41)は「親子で水中の不思議をのぞいてみて」と話す。(太中麻美)
木工所は約五十年前に創業し、主に結納台や香箱、食品用の木箱を出荷。箱めがねは最盛期の昭和五十年代に、創業者である父一郎さん(73)の時代に年間約五百個を生産していたが、次第に注文が減り、昭和の終
わりと時を同じくするかのように生産もやめた。
復活のきっかけは、五年前。当時幼稚園児の長女麗奈さん(9つ)が川で遊ぶ際、倉庫に一つだけ残っていた箱めがねを与えたことだった。娘が喜んで川底を観察する姿を見て「遊びも、製作技術も次代に伝えたい」と
、一郎さんに製法を学んだ。
構造は単純だが、手間のかかる作業の連続で、完成に約二週間かかる。水が染み込まないよう、使うのは節目や板目のない木材。ガラスをはめ込む切れ込みの角度や、木材を斜めにつなぎ合わせて全体を台形にす
るのにも熟練の技が必要だ。
復刻の過程をインターネットで紹介したところ、木製の珍しさに全国から問い合わせが入るようになった。細見さんは「既製品より値は高いが、昔の道具を通じて、親子で自然に親しんでほしい」と話している。
八千四百円(送料別)。細見木芸TEL0795・75・1109
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