ID : 8588
公開日 : 2008年 8月21日
タイトル
大阪ガスが木材で発電用ガス作りに成功、2年後実用化へ
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200808210067.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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大阪ガスは、木材を腐らせて発電用のバイオガスをつくる技術を開発した。2年後の実用化を目指す。ガス会社に再生エネルギーを使うよう求める制度を国が検討するなど、新エネ対応への要請が強まってい
ることが、開発を後押ししている。
大阪市の大ガスの研究所。実験用装置が並ぶ小屋で、環境・燃焼技術チームの坪田潤課長が見せてくれたのは、一見、何の変哲もない木クズだった。
「これが、将来、地球温暖化防止に役立ちます」
木材は発酵しにくい。だが大ガスは、京都大の生存圏研究所の渡辺隆司教授との共同開発で、キノコから分離した「白色腐朽菌(はくしょくふきゅうきん)」で発酵を促すことに成功した。木には、腐食を防ぐ成分が含まれ
ているが、菌がこれを分解する。
木材チップに振りかけ、砕き、20日ほどかけて発酵。チップ1トンから約200立方メートルのガスが生まれる。これでタービンを回して発電する。日に10トンを処理できるプラントなら、約400世帯の1日分の4千キロ
ワット時を賄えるという。
森林などでの廃材、残材は、国内で毎年300万トン以上出るといわれるが、多くは利用されていない。商業ベースに乗るかどうかは不透明だが、大ガスは今後、自治体や企業にプラントの実証試験を呼びかける。坪
田課長は「生ゴミなどと混ぜ合わせれば、より効率よくガスを発生させられる」と話す。
大ガスはこのほかにも、京都市と連携し、汚泥や生ゴミからバイオガスをつくる研究を進めている。他社でも、東京ガスが生ゴミからバイオエタノールとバイオガスを回収する実証試験を進めるほか、東邦ガス(名古屋
市)は、バイオガスと都市ガスを混ぜた発電システムを開発中だ。
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