ID : 8535
公開日 : 2008年 8月18日
タイトル
宮田小に村内産ヒノキ棚20台設置へ 森林税を活用
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=11645
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写真:
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宮田村の宮田小学校(清水閣成校長)で18日、村有林のヒノキの間伐材を使った棚類の組み立てと設置が始まった。県が今年度導入した森林づくり県民税(森林税)を活用した試み。8月末までに、普通教室や
音楽室などで使用する棚計20台を順次設置していく。
県の森林づくり推進支援金59万3000円を受けて村が行う事業。10月末をめどに進んでいる同校校舎の耐震補強に伴い、既存の棚は取り払われる。同村で木工業を営む三浦敏夫さん(54)=南割=が村に対し「村内で
切り出された木材の使用をきっかけに、森林への関心を高め、森林整備や活用の促進を進めたい」と村内産材を使用した棚の設置を提案し、実現した。
計画では、同校普通教室棟の倉庫や音楽室および同準備室、理科室、物置に、それぞれの用途に応じた棚計20台を設置する。材料はいずれも同村新田の村有林から今年7月に切り出されたヒノキの間伐材。三浦さん
が、製材や組み立てなど一連の工程を請け負った。
18日は、音楽室用の楽器棚の組み立てと設置を行った。棚は高さ約2.4メートル、幅約1.1メートル、奥行き約50センチ。大型の楽器を置いても安定するようがっしりとした造りに仕上げた。
三浦さんは「材料としては申し分ない」と間伐材の有効性を強調し「もっと需要が伸びれば」と今後に期待を寄せた。清水校長も組み立てられた棚を見て「地元の木材はやはり地元で使用するのが一番と聞く。村内産だ
けに愛着もわく。三浦さんの気持ちと合わせ、村内産ヒノキの棚の価値を子どもたちにもしっかり伝えたい」と喜びを表していた。
村は、同支援金を使用して村内産間伐材を使ったダイニングテーブルセットも製作。秋ごろから村内公共施設に展示し、森林整備の促進と村産材活用という循環型社会の浸透を一般にアピールしていく。
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