ID　：　8480

公開日　：　2008年 8月　8日

タイトル

竹飾りに癒やし求め テーマは「ケヤキ」「エコ」

新聞名

河北新報

元URL.

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/08/20080807t15044.htm

写真:

　

仙台市で開かれている仙台七夕まつりの今年のキーワードの一つは「癒やし」だ。主会場の青葉区のアーケード街に並ぶ竹飾りも、緑など落ち着いた色の吹き流しが目立つ。主催者の仙台七夕まつり協賛会は「 客にじっくりと見てほしい願いが込められている」と話している。
　藤崎が出した飾りのテーマは「ケヤキ」だ。店前の青葉通のケヤキ並木が今年、市地下鉄東西線の工事で伐採され、鎮魂の意を込めた。
　飾りは横約１０メートル、高さ約７メートルと大きい。吹き流しは幅２センチで、８色の緑をグラデーションで配色。ケヤキの葉が風になびく様子をイメージしている。
　催事部の小出義彦さん（４３）は「ケヤキへの思いを込め、見る人の心にも潤いを与えようと落ち着いた色にした」と語る。
　青葉区一番町４丁目の福寿司（すし）は、緑や茶色の吹き流しの飾りを店先に立てた。調理師の後藤敏一さん（４６）は「派手な色をあえて避け、見て和める色にした」と言う。
　エコもテーマの一つだ。アーケード街「サンモール一番町」の書店「金港堂」は、環境を意識して緑の吹き流しにした。
　青葉区の主婦前田詩子さん（３３）は「緑が好きなので、癒やし系の飾りは目に留まる。見た目が涼しげなので気持ちがいい」と話す。
　協賛会は「今年は落ち着いた雰囲気の飾りが多い。癒やしを求める世相を反映しているのだろう」と述べている。

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