ID : 8477
公開日 : 2008年 8月 7日
タイトル
幻の木製戦闘機知って 札幌の田中さんが本出版 「戦争の記録伝えたい」
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/109739.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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太平洋戦争末期、江別で製造された木製戦闘機を調べてきた札幌の作家田中和夫さん(75)=「札幌文学」編集人=が、調査成果を道新選書「幻の木製戦闘機キ106」として七日、北海道新聞社から刊行した。
キ106は、ジェラルミンなどの資材不足から機体に道産エゾマツを使って生産された。ベースは当時の最新鋭機「疾風(はやて)」。王子航空機江別製作所(現王子特殊紙江別工場)が一九四四年(昭和十九年)から生
産し、終戦まで三機が納入された。
田中さんは九二年、生産に携わった人の証言をまとめた「木製戦闘機キ106」を江別市教委から出版。その後、製造計画や飛行場整備、従業員の動員などに関する書類約五千点が発見され、「昭和二十一年三月までに
月産百機」という目標が立てられたことなどが分かった。
田中さんは、これら資料を解析、工場の幼年工や女子勤労挺身(ていしん)隊員らの証言と照らし合わせながら今回の著書に盛り込んだ。
田中さんは「わずかなキ106で戦局の挽回(ばんかい)は不可能で、実戦に投入されず終戦になってよかった。だが、多くの道内企業、道民が『やればできる』と製造に取り組んだ。その挑戦と北海道の戦争の記録を伝
えたい」と話している。
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