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ID : 8369
公開日 : 2008年 7月22日
タイトル
国産針葉樹合板が夏場以降、上げ相場へ
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新聞名
林材新聞
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元URL.
http://www.rinzai-shinbun.co.jp/news/articles/2008/07-09/0720_01.html
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写真:
 
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国産針葉樹合板が夏場以降、上げ相場へ 東京木材問屋協同組合(吉条良明理事長)はこのほど、7月の問屋相場を発表した。今月は合板7品目、北洋材3品目、米材(原木)1品目が値上げ、米材(製品)2品目が値下げした。
合板が10品目中7品目を値上げした。「川上主導の値上げがいよいよ本物になってきた。針葉樹合板の国産メーカーは、ロシア関税の大幅上昇などを背景として需給に関係なく7月からの値上げを打ち出した。メーカー の値上げ姿勢には、赤字回避への不退転の決意が感じられ、(今後も)夏場から冬場にかけて一方的に通される可能性が大きい」という。
一方、北洋材は5品目中3品目を値上げした。「6月後半から国内・輸入物ともに値上げを打ち出しており、需要は低迷ながら値上げを飲まざるを得ない状況」という。
先月まで不振が続いていた国産材の問屋商いに明るい兆しが見え始めた。秋田材・青森ヒバ材は「産地原木市況に変化があった。一般材の引き合いが戻り、ようやく価格が上向き始めた。原因は出材業者が国有林の生産 を請け、民有林の出材減少を見越した製材所が手当てに向かったため」、松材(平角)は「荷動きは最悪。プレカットの赤松集成材はムク材よりも割高感あり」、東海材は「単発的な構造材の動きと細かい注文材の動きに終 始」、紀州材・尾鷲材は「底をはうような動きが続いている。産地の丸太出材は思うに任せないが、それでちょうどいい需給動向になっている」、九州材は「関西地区から構造材や梱包材などの受注が出始め、地場プレカッ トも大手ビルダーの南九州地区への進出など多少明るさが見られる」、吉野材は「例年のことながらこの時期になると原木入荷が大幅に減少するので、2~3割程度高くなっている。特に桧の丸太が極端に少ない」、木曽 桧は「年内最大のイベントである木材まつりを控えて、カウンター材の出品が減少している」、広葉樹は「引き合いは増えたがなかなか注文に至らない。産地は運賃コスト上昇、相変わらず辛い状況」と保合い評定。
他方、外材は引き合いムード低調、好材料は見当たらない。南洋材・中国材は「マレーシアは現地原木出材低調。インドネシアは工場コスト上昇に伴いメルクシの現地価格が強含んでいる。中国製品は全製品強含み」、米 材(原木)は「プレカット需要が盛り上がらず、カスケードタイプの荷動き低調」、米材(製品)は「町場の動きは良くならず、一部のプレカット工場にビルダー系の仕事が入り始めた程度」などと報告した
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