ID : 8295
公開日 : 2008年 7月15日
タイトル
ホームやコンコースに木材を張り巡らす
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200807160017.html
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元urltop:
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写真:
イラストが説明として掲載されていました
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大阪のビジネス街、大阪市北区中之島を東西に貫く京阪中之島線(天満橋―中之島)の開業まであと3カ月。全線約3キロの地下区間に新設される駅が姿を見せ始めた。ホームやコンコース約8千平方メートル
に木材を張り巡らすなど、川に囲まれた緑豊かな都会のオアシス・中之島の風景を連想させるデザインとなっている。
大阪国際会議場に近い終着の中之島駅は1日約1万9千人の利用が見込まれる。中之島全体を象徴する駅と位置づけられ、中之島公園など沿線の樹木をイメージして、ホームの壁一面に不燃加工した木材を張った。
コンコースも壁を木で覆ったほか、天井は木のすき間から照明を照らし「木漏れ日」を表現した。
地下駅には火災防止のため、コンクリートや陶板を使用することが多い。「これほど大規模に本物の木を使う地下駅は日本初。おそらく世界でも例がない」(京阪電鉄)という。
大江橋―中之島の各駅の地上からの出入り口も、木材を格子状に組み合わせた。夜はライトアップされ、堂島川の水面に幻想的な影を映し出すよう設計されている。なにわ橋駅の出入り口は、建築家の安藤忠雄さんが
設計した。地上は扇形で、中之島にある大阪市中央公会堂へのゲートに見立てた。公会堂西側の地下は照明を備えた青いガラスブロックを壁面に並べ、階段を上ると水中から浮上するように見える工夫も施した。
日本銀行大阪支店そばの大江橋駅は、ホーム壁に同支店の外壁と同じ色の石材を採用。2018年ごろ完成予定の高さ200メートルのツインタワー直下にできる渡辺橋駅のホームは、逆に金属材を多用して未来的なデ
ザインとした。
26日には公募で選ばれた千人がトンネル内を歩く催しがあり、8月からは列車の試運転も始まる。京阪電鉄は「中之島の新たな名所になれば」と話している。(吉野太一郎)
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〈京阪中之島線〉 京阪本線の天満橋駅から分岐し、大阪市中心部に乗り入れる全長約3キロの路線。03年5月に着工し、10月19日に開業する。総工費は約1503億円の予定。なにわ橋、大江橋、渡辺橋、中之島の4
駅が新設され、1日の利用客は約7万2千人を見込む。平日日中で1時間あたり8本の列車が走り、うち2本は中之島駅から京都・出町柳駅までを約65分で結ぶ「快速急行」となる。将来は中之島から大阪市此花区方面へ
延伸し、西九条駅でJRや阪神電鉄と連絡する構想もある。
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