ID : 8271
公開日 : 2008年 7月10日
タイトル
平成20年林野庁「主要木材の短期需給見通し」 -
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新聞名
林材新聞
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元URL.
http://www.rinzai-shinbun.co.jp/news/articles/2008/07-09/0710_01.html
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写真:
木材業界の記事です
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住宅着工は104~108万戸台と予測 着工回復の遅れ、在庫調整で各材ともボリュームダウン
林野庁はこのほど主要木材の短期需給見通し(平成20年第3四半期及び第4四半期)を策定。今年の新設住宅着工戸数を104~108万戸台と想定したなかでの需給予測値は「各材とも在庫調整の傾向が強い」(委員)
と軒並み前年実績を下回る数字が示された。
策定した委員会では、第4四半期の数字について「住宅着工が緩やかに回復することや、北洋材の代替が米材や欧州材に出てくることなど期待値含み」と説明している。
▽国産材
製材用丸太の需要は、住宅着工の回復に時間を要していることから3、4四半期とも前年を下回り、総需要が1163万1千立方メートル(9・5%減)の見通し。
▽米材
需要(港頭出荷量)は丸太、製材とも船運賃の高騰、米国の木材市況低迷など出材意欲の低下はあるものの、後半から北洋材の代替需要が見込まれることから3、4半期は前年を上回る見通し。供給は4四半期で丸太、
製材とも2ケタ増の見通し。
▽欧州材製材
供給は産地コスト高となるものの、在庫調整の進展や北洋材の代替需要などから4四半期で73・2%増の見通し。
▽南洋材
製材用丸太の需要がパレット向けで見込まれる一方、合板用丸太は産地丸太価格の上昇や船運賃高に加え、国内需要の回復遅れなどから減少。製材用、合板用合わせると3、4四半期とも大幅減の見通し。
製材品の需要は、着工回復の遅れで減少する見通し。
▽北洋材
丸太需要は、産地価格の上昇や翌年の輸出税増税などから3、4半期とも前年を下回る。供給は、丸太が輸出税引上げ直前の影響で4四半期が82・6%増、製材品も国内製材工場が原料を原板にシフトする動きもでてく
ることから93・3%増となる見通し。
▽NZ・チリ材
丸太需要は、梱包、パレット向け需要が堅調なことに加え3、4四半期とも前年を上回る見通し。製材品需要も一定量見込まれることから微減でとどまる見通し。
▽合板
国内製造合板は需要が住宅着工の回復が遅れていることから3、4四半期で75~80万立方㍍の見通し。供給は在庫調整の進展で70~74万立方メートルで推移する見通し。
一方、輸入合板も重要が3、4四半期とも90万立方メートル、供給も重要が伸び悩むなか、在庫調整の進展で3、4四半期とも88万立方メートルは確保する見通し。
▽構造用集成材
輸入集成材は、着工回復の遅れ、原料コストの高止まり、国内製造品との競合から3四半期で25・3%減の供給見通し。国内製造集成材は、在庫調整が緩やかに進展することから前年横ばいの見通し。
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