ID : 8125
公開日 : 2008年 7月30日
タイトル
江戸期の盆踊りの様子を蒔絵で 木工会館で「たばこ盆」展示
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_121731383806&v=&vm=1
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写真:
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江戸後期に城下町などで行われていた盆踊りの様子を蒔(まき)絵(え)で描いた喫煙道具「たばこ盆」が、徳島市内の木工会館で展示されている。江戸後期から明治初期に作られたとみられ、作者は不詳。若い
男女が華やかに踊る姿が描かれており、会館は、阿波踊りのルーツの一つ「組み踊り」ではないかとみている。展示は八月十七日まで。
たばこ盆は、高さ十七センチ、幅二十五センチ、奥行き十四センチ。黒漆塗りに微量の金粉を施し、夜の情景を表現。四方に、ひょうたんを手にした男踊りや編みがさ姿の女踊りなど計十人が描かれている。
華美で集団的な踊りを禁じていた徳島藩では、町衆が趣向を凝らした「組み踊り」が踊られていた。たばこ盆の絵柄がこの踊りによく似ているという。
たばこ盆は、刻みたばこを吸うための道具入れで、火入れ、灰落とし、たばこ入れ、キセルなどを収める。春日神社(同市眉山町)宮司で古美術品収集家の岡山秀則さん(58)が県内の骨董(こっとう)品店から購入した
ものを借りて展示した。
会館を訪れた木内敏子さん(77)=同市南前川町三、主婦=は「祖母がたばこ盆を使っていたので懐かしい。この踊りの絵柄は風情がある」と興味深そうに見入っていた。
会館を運営する市地場産業振興協会の上杉和夫理事長は「多くの人が踊りに興じた当時の徳島城下に思いをはせてほしい」と話している。
問い合わせは協会<電088(626)2453>。
【写真説明】江戸時代の盆踊りが描かれた「たばこ盆」=徳島市内の木工会館
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