ID : 8079
公開日 : 2008年 7月 1日
タイトル
ガーナ:違法伐採撲滅に協力を求められる中国とインド
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新聞名
JanJan
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元URL.
http://www.news.janjan.jp/world/0806/0806290786/1.php
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元urltop:
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写真:
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ガーナの森林は急速に破壊されている。木材の需要が従来の米国だけでなく、中国、インドの新興市場でも拡大し違法伐採が拡大しているからだ。
NGO「Bunso
conservationists」の役員エイブラハム・アンサ氏はIPSの取材に応じ、「林業委員会による法的規制が厳格に行われておらず、住民の不信を買っている。強欲な木材業者をのさばらせる原因だ」と言う。森林保護活動に
政治的な干渉があることは5年前から報告されており、汚職の問題もあるという。
しかし、EUが合法的に伐採された木材だけを輸入するために認証制度を設けたことは朗報だ。
「インドや中国のように、最近になってわが国の木材を輸入するようになった国々も森林保護に力を貸してほしい」とアンサ氏は言う。
アンサ氏がこのような発言をしたのも、同国の今年の木材輸出額がすでに1億7,000万から1億8,500万ドルに達したと発表があったからだ。林業委員会は木材輸出量にシーリングを設けていると言うが、儲かるこ
とが明らかになり、違法伐採が絶えない。
林業委員会は業界に木材のムダの削減、付加価値をつけた商品開発などを指導している。しかし「チェーンソー・オペレーター」と呼ばれる小規模伐採業者とのいたちごっこが続く。
NGO「Tropenbos
International」のように、チェーンソー・オペレーターの操業をガイアナのように認可するよう求める団体があるのは事実だ。しかし、ガイアナのように豊富な森林資源を持たないガーナがこれを解禁することで、環境
劣化がさらに進むことを懸念する声が別のNGOから上がっている。
違法伐採によるガーナの森林破壊について報告する。(原文へ)
翻訳/サマリー=角田美波(Diplomatt)/ IPS Japan 武原真一
IPS関連ヘッドラインサマリー:
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