ID　：　7988

公開日　：　2008年 6月19日

タイトル

木橋に負荷かけ破壊実験

新聞名

中国新聞

元URL.

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200806190076.html

元urltop:

写真:

木材業界の記事です

三次市の県立総合技術研究所林業技術センターで18日、長さ36メートルの木橋の破壊実験があった。安全性評価や補修ノウハウの確立などが目的。既存の木橋の破壊実験は全国でも例がないという。
　福山市の県立公園で1990年から13年使われたベイマツ集成材のトラス橋を試験。300カ所にひずみなどを測るセンサーを設置し、中心付近に１個350キロの砂袋を積んでいった。9.1トン積載した時点で、腐食してい た中央下部が破断して大きく傾いた。18.6トンで別の部材が壊れて、崩れ落ちた。
　木橋は、集成材の技術開発の進んだ1980年代以降、景観との調和も好まれ多数造られた。だが、予想以上に早く、耐久性などに問題が生じた木橋も多いという。実験は、同センターと独立行政法人森林総合研究所（茨 城県つくば市）などが実施。成果を、地元材の利用促進につなげる目的もある。
【写真説明】18.6トンの荷重に耐えられず、くの字に崩れ落ちた木橋

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