ID : 794
公開日 : 2006年 4月14日
タイトル
国内最古級の木材刻書文字、太宰府・大野城跡で出土
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新聞名
産経新聞
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元URL.
http://www.sankei.co.jp/news/060414/bun131.htm
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写真:
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7世紀後半に築かれた大野城跡の太宰府口城門(福岡県太宰府市)から出土した創建期の木柱に文字が刻まれているのを確認したと、九州歴史資料館(同市)が14日、発表した。「孚(浮)石部」(うきいしべ)の3
字と解読され、現存する木材に刻まれた文字として国内最古級という。
同資料館は「木を切り出した氏族の署名だった可能性がある。柱に刻まれた文字としては国内最古の貴重な資料」としている。木材に刻まれた例としては、ほぼ同時期の法隆寺の仏像に作者名とみられる文字が確認さ
れている。「部」の字を、場所を示す「都」と読む専門家の見方もある。
出土したのは、コウヤマキ材の柱の根元部分で、高さ約106センチ、直径約46センチ。柱の下端に開けられた運搬用の穴に平行して丁寧に削られた縦長の面に、7つの升目があり、うち3升に1文字ずつ2~2.5セン
チ角で、小刀のようなもので刻まれていた。
柱は、正面3間、奥行き4間の柱の1本。年輪年代測定により、648年以降に切り出されたと推定される。
大野城は、唐と新羅の攻撃に備え、665年に築かれた山城。水城や基肄城と並ぶ防衛施設で、日本書紀に記述がある。古代九州を管轄した役所で防衛・外交の拠点ともなった大宰府の北に位置する。
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