ID　：　775

公開日　：　2006年 4月13日

タイトル

静岡空港ビルの一部を木造に 県推進協が提案書提出

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/00/siz/20060413/lcl_____siz_____005.shtml

元urltop:

写真:

　

県内の七林業団体でつくる県産材利用推進協議会（榛村純一会長）は、静岡空港（島田、牧之原両市）のターミナルビルに県産木材を活用するための提案書をまとめ十二日、運営会社の富士山静岡空港（吉岡徹 郎社長）に提出した。
　提案書は「人と環境にやさしく、木の香漂う『おもてなし空港』が実現する」と、県産材利用の利点を説明。協議会独自の実態調査に基づき、一部木造の空港ビル「ＴＩＭＢＥＲ　ＷＩＮＧ」（木の翼の意）の構想を打ち出してい る。
　屋根の内側を木で覆ったり、発着通路部分を木の橋を模した構造にしたり、と具体的な利用方法を提示。問題とされる耐火・構造安全性や耐久性についても、静岡大の安村基教授（木質構造学）の検討により、対応策を 示した。
　榛村会長は静岡市葵区の運営会社を訪ね、吉岡社長に「暖かさや癒やしを与える木の効果に加え、環境に配慮しているというメッセージ性を強調できる」と要望した。
　一方、提案書では県産材を用いた場合にかかるコストは提示されなかった。吉岡社長は「民間企業が建設する以上、まず低コストを考えなければならない」とした上で「設計を担当する業者が決まり次第、利用できるか 相談したい」と答えるにとどまった。

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