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ID : 762
公開日 : 2006年 4月12日
タイトル
製材会社の銘建工業(岡山)が本県進出
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新聞名
高知新聞
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元URL.
http://www.kochinews.co.jp/0604/060412headline01.htm
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元urltop:
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写真:
 
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全国有数の集成材メーカー、銘建工業(岡山県真庭市、中島浩一郎社長)が本県に新会社を設立し、集成材の原料「ラミナ」を含む製材品の工場を設置する意向を、11日までに固めた。同社と連携する形で、池 川木材工業(吾川郡仁淀川町土居甲、大原栄博社長)が早ければ8月末にもラミナ製造を開始する。これまで国産材は、木材価格に加え需要も低迷しており、こうした新たな動きで県産材の需要拡大が期待される。
 銘建は製材には国産ヒノキなどを使用しているが、集成材の原料は欧州産の輸入材がメーン。しかし、国産材価格が下がり採算性が見込める環境が整ってきたことや、為替など輸入リスクを勘案し、国産杉などを活用 した拠点づくりを模索。業界関係者ともつながりがあり、森林資源の豊富な本県に進出を決断した。
 同社は県内の業界関連会社などにも新会社への出資を呼び掛ける予定。ラミナを含む板びきの製材工場を新設し、年間4万立方メートル程度(原木ベース)でスタート。将来は状況をみて増産する計画だ。
 設置場所は未定だが、早急に適地を確保し、具体的な事業計画を立てる。製造はすべて乾燥材。当面、ラミナは岡山の工場に陸送し、製材品は加工度により本県からの出荷も想定する。投資額は約10億円。
 一方、池川木材は仁淀川町内にある第三工場の既存設備でラミナを製造し、第二工場の隣接地に建設中の施設で乾燥させる計画。投資規模は約2億円。製品ベースで年間6000立方メートルを増産し、銘建に集成材 加工を委託して販売する。両社などの計画は、林野庁の「新生産システム」事業のモデル地域に指定された。
 中島社長は「現在価値の低い直径30センチ程度の原木を活用するシステムをつくり上げたい。高品質製品をつくれば原木価値が上がり、収益もついてくるのではないか」。大原社長は「本県は今後も、資源のボリューム が増えていく。その活用を考え、ラミナ生産を手掛けることにした」と話している。
 銘建工業 全国有数の製材・集成材メーカー。2004年の売上高は約187億円で、3メートルの構造用集成柱では国内トップシェアを誇る。「ラミナ」は薄く引いた板。接着剤でつなぎ合わせて、柱や板などの集成材をつ くる。
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