ID : 7643
公開日 : 2008年 5月15日
タイトル
木材チップで雑草抑制 日田市の住民団体 三隈川河川敷で実験
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/22488
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元urltop:
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写真:
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杉やヒノキの廃材で作った木材チップを地面に敷き込むことで雑草を生えにくくし、景観を保とうという実験的な試みに、日田市の三隈川で清掃活動を続けている住民ボランティアが取り組んでいる。住民らは4
日に河川敷近くの植樹帯の一部に試験的にチップを敷設。経過を見守り、将来的には、植樹帯全体に広げたい考えだ。
取り組んでいるのは、日田市銭渕町、上野町、京町の住民らでつくる「黒岩・台霧三隈川愛護会」。会は毎月一度、三隈川周辺を清掃しているが、植え込みの草取りが大変なことから、木材チップを活用した美化運動を
市に提案した。
試験的に敷設した区域は、大分友愛病院(同市上野)横の植樹帯の一部約15メートル。砂利をどかして土を掘り起こし、ヒノキ、杉、クスなどの廃材を使ったチップ1.5立方メートルを10センチの厚さに敷き詰め、上か
ら再び砂利をかぶせた。
北海道大樹町の実験では、植樹帯に木材チップを敷き詰めたことで、樹木の成長はそのままで、雑草の繁殖を抑え、生える種類も抜きやすいものに変わったという。犬や猫がチップの臭いを嫌って近づきにくくなるため
、フン害を減らす効果も期待できるという。
市都市整備課公園緑地係は「チップは燃えやすいため、たばこの吸い殻から引火して火事になる可能性もある。半年間ほど試験区域の経過を観察して効果が得られれば、徐々に敷設区域を広げていきたい」としてい
る。
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