ID : 7351
公開日 : 2008年 4月23日
タイトル
キャビネット ナラ単板を使用
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新聞名
Phileweb
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元URL.
http://www.phileweb.com/hihyou/399/3024.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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フルレンジユニットにムラタ製のスーパートゥイーターを加えた独特の構成と、バイオリンからヒントを得た単板材によるキャビネットで、Czシリーズは日本国内はもとより米国でも圧倒的な支持を得てきた。一
昨年ラスベガスCESでのデビューには、大変な反響があったと聞く。そのときのモデルはCz302であったが、そのシスターモデルとなる本機CZ201ESがようやく完成した。
主要なユニットはペーパーコーンにコーティングを施した10cmタイプで、ダブルネオジウムマグネットの磁気回路で駆動する。同社のオリジナルユニットである。
トゥイーターはやはりムラタ製で、クロスオーバーはなく、あくまでもスーパートゥイーターとしての使い方だ。そしてフルレンジユニットの取り付けには特許マイクロピュアテクノロジーが採用され、低域特性を高めている
。
キャビネットが非常に重要な鍵を握る。フロントとリアのバッフルはナラ単板を使用し、他の面は音響用パーチクルボードとナラ単板の複合材。フロントバッフルを緩いラウンド形状として響きを厳重にコントロールしてい
る。10cmユニットひとつではとても再現しきれないはずの広い帯域を、キャビネットの響きによって補おうというCzシリーズ独特の発想である。
さてちょうどいい響きが得られたところで出てくる音は、ある意味で尋常のものではない。フォーカスが非常に精密で、ピントがぴったり合っている印象だ。
無論フルレンジから出る音には、レスポンスの限界がある。スーパートゥイーターは実音の補助にはならないので、ここで出ている音でも高域の情報量は限定されている。それにも関わらず、その限定されたレスポンス
のまま音像が浮かび上がるのだ。そのコヒーレンスの強さは、並大抵ではない。
ボーカルではもっと楽々とあらゆる音が空間に収まっている。ボーカルそのものもバックのベースやドラムも、あるべき場所にきちんとある。そしてパイプオルガンのどっしりとした響きと正確な解像度は、確実にサイズ
を越えてしまっている。ものすごいハイファイではない。だが音楽的な感性は、実に比類がないというべきである。
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