ID : 7234
公開日 : 2008年 4月18日
タイトル
漆塗り家具作り:ぬくもりと重厚感 岡田さん初の作品展-
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20080417ddlk28040472000c.html
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元urltop:
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写真:
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大阪府茨木市出身の岡田敦さん(29)が、母親の実家がある南あわじ市倭文土井で、漆塗り家具の工房「岡田家具創造堂」を開き、オリジナル家具を作っている。工房開設1周年を機に今月30日から、工房近く
の「薫陶の郷」で、初の作品展「木の香展」を開く。岡田さんは「木の素朴なぬくもりと漆が醸し出す重厚な雰囲気の作品を見てほしい」と話している。作品展は5月6日まで、無料。【登口修】
岡田さんは大阪芸術大建築学科卒。授業で椅子を製作したのがきっかけで家具作りに興味を持ち、京都にある家具作りの学校で1年間学んだ。その後、宮崎市内の漆塗り家具工房で3年間修業をして腕を磨いた。昨年
4月、母親の実家で、岡田さんの祖父にあたる南あわじ市倭文土井、農業、長谷芳夫さん(79)方の倉庫の一部を借りて工房を開設した。
岡田さんはナラやケヤキ、カエデなどの木目が美しい木材を用い、自分でデザインしたオリジナル家具を製作。荒取りと呼ばれる最初の工程以外の作業はカンナとノミを使ってすべて手作業でこなし、漆を5~8回塗り
重ねて重厚な質感の作品に仕上げる。書棚や食器棚などは完成までに2カ月かかる。
作品展には、この1年間に製作した書棚や食器棚、飾り棚、靴箱、テーブルのほか、い草やシルクと綿、藤(とう)と組み合わせた椅子など20点以上を出品する。岡田さんは「普段の生活の中で気軽に使ってもらえる家
具を提案したい。使い込むほどに木目と漆の良さが出て、大事に使えば孫の代にも使えるような作品を作っていきたい」と目を輝かせている。
問い合わせは岡田家具創造堂(0799・46・0401)へ。
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