ID　：　7197

公開日　：　2008年 4月16日

タイトル

バス停に手作りベンチ 紛失知りプレゼント 嘉麻市社協 日曜大工の受講生

新聞名

西日本新聞

元URL.

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/16572

元urltop:

写真:

　

嘉麻市平の緑ケ丘バス停に、手作りの木製ベンチが設置された。同市社会福祉協議会主催の「日曜大工ボランティア講座」の受講生が、以前あったベンチが紛失したことを知り、講座で製作した１脚を寄贈した。
　ベンチはスギの丸太を加工しており、長さ１９０センチ、幅３０センチ、高さ４０センチ。昨年実施された同講座の受講生が卒業制作として取り組み、ペンキとニスで仕上げた。
　「有効活用してもらおう」と設置場所を探したところ、昨年１０月に緑ケ丘バス停のベンチが紛失し、バスを利用するお年寄りたちが困っていることが分かった。受講生らが１１日、現場に赴き、以前あった場所に新しい ベンチを設置。集まった利用者たちは「よかったね」「もう安心」と喜んでいた。
　講座には木工の素人が集まったため、製作過程でベンチにできた傷もある。受講生の１人の香川静子さん（７０）＝同市岩崎＝は「こんなに喜んでもらえるとは思っていなかった」と笑顔で話した。

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