ID : 705
公開日 : 2006年 4月 5日
タイトル
静岡空港ターミナルビルに木材活用を 林業団体が提案へ
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/siz/20060404/lcl_____siz_____001.shtml
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元urltop:
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写真:
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静岡県内の林業団体でつくる「県産材利用推進協議会」は四月中にも、静岡空港(島田、牧之原両市)のターミナルビルに県産木材を活用するよう、運営会社の富士山静岡空港に提案する。同空港は「設計の中
で検討していきたい」との方針。県も後押しすることにしており、富士山を冠した愛称にふさわしい、和の素材を生かした空の玄関口となる可能性がある。
空港ターミナルビルは世界的に鉄筋コンクリート建築が主流で、国内での木材の活用は一部木造の中標津空港(北海道中標津町)など数例のみ。
協議会は、外部の専門家らが活用の基本的な方向性のほか、壁材や天井の梁(はり)への利用など具体的な方法も検討。提案後、利用が決まれば空港会社が費用も考慮して素材や工法を決める。
協議会事務局の県森林組合連合会は「環境にも優しい上、特色ある空港にできる。コストも思ったほどかからない」と利点を強調する。
県環境森林部も協議会に協力して二月に「公共施設の県産材セミナー」を開催。静岡大の安村基教授(木質構造学)が、送迎デッキに木を使った高知空港、メーンターミナルの屋根部分が木造のガーデモン空港(ノルウ
ェー)などを挙げ、木材の適切な場所での使用を呼び掛けた。林業振興室は「もともと公共施設の県産材利用に取り組んでおり、空港は県の玄関口で格好の素材」とバックアップする方針。
富士山静岡空港の吉岡徹郎社長は「木には癒やし効果があり、ビル外枠や内部での活用は考えられる。完全な木造とはいかないまでも、要望は取り入れていかなければと思っている」と話した。
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