ID : 7037
公開日 : 2008年 4月 4日
タイトル
アマゾン乱伐やまず 2月の伐採面積増大
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新聞名
サンパウロ新聞 Brazil
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=22175
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元urltop:
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写真:
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アマゾンの熱帯林伐採はブラジル政府の防止措置にも拘わらず止まらない。さる二月は前月比一三%増だった。環境省は、政府措置がまだ効果を見せていないと説明する。最も伐採面積の大きいマット・グロッ
ソ州では、州政府が連邦政府機関の統計資料に納得できないと抗議している。
《マット・グロッソ州がトップ》
連邦政府の熱帯林乱伐阻止規制が発表されたのは今年二月。その二月にアマゾン熱帯林の七二五平方kmが伐採された。一月の六三九平方kmに比べて一三・四%増である。国立宇宙調査院(Inpe)調べによる。
毎年一、二月はアマゾンの雨季で冬にあたり、屋外作業が敬遠される時期だが、伐採は止んでいない。
乾季にあたる昨年八、九、一〇月の伐採面積を上回る。連邦政府が警鐘を鳴らし始めた昨年一一、一二月ころを下回るが。
伐採地はその八八%がマット・グロッソ州に集中する。
Inpeのジウベルト・カーマラ理事によると、パラー、ホンドニア両州は日頃から乱伐が目につく。今回の人工衛星による調査では雲が多く視界がさえぎられた。したがって多少不正確な点もあり、必ずしもマット・グロッソ
州がトップとはいえない、と語る。
環境省のパウロ・カポビアンコ次官によると「さきに公布された乱伐対策措置の効果は一、二か月ではなく長期的にしか期待できない。地方によっては、すでに効果がみられるが」。
一方、マット・グロッソ州環境局は、調査では伐採地と見られたであろうが、実際には選択的に樹木を切り出した森林、森林火災跡地、あるいはそういったものが原因による自然変形の場所もあろう、と抗議する。
カポビアンコ次官が今後に期待するという連邦政府措置は、さきごろ公布されており下記とおり。
乱伐が目に余る三六郡内における土地の植民農地改革院(Incra)再登録。
森林を違法伐採した地主に対する官営銀行の融資停止(農産物播種、及び農業機械購入)。違法伐採を摘発された地主には以後、同土地における経済的活動をすべて禁止。
違法木材切り出し取り締まりや押収に向けた連邦警察の出動。
面積の大小を問わず、農家に対する農業融資供与条件を厳しくする、等々。
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