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ID : 6597
公開日 : 2008年 3月 5日
タイトル
三角形型魚礁:海と森の環境再生タッグ 由比町と由比港漁協、間伐材で製作へ
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新聞名
毎日jp
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元URL.
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20080305ddlk22040169000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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06年度に導入された森づくり県民税を使って放置林から伐採された間伐材を使って、由比町と由比港漁協などが魚を集める魚礁の設置に乗り出した。放置林から伐採されたヒノキ材で一辺4メートルの三角形 型魚礁を製作し、5日に沖合約200メートルに沈める予定。魚礁づくりは釣れる魚の減少に危機感を持った地元遊漁船業者の声がきっかけで、海と森の環境再生事業がうまくタッグを組んだ形だ。【稲生陽】  木製の魚礁は、木にすみ着く二枚貝の仲間のフナツキムシがエサになることなどから効果が高いとされている。同町が06年10月に木材30~40本を沈めたところ、近くで釣れるマダイやアジの量は増えたものの、木 材が台風で流れてしまう被害もあったという。今回の三角形型に決まるまで、同町担当者と漁業者らは1年半、検討を続けてきた。
 一方、山地では林業不振から管理されていない森林も多く、低木や横に張る根が少なくなり、洪水や土砂崩れにつながる例もある。また森林が水や栄養素を蓄える力が落ちることで、川を通じてつながる海の生態系へ の悪影響も懸念されている。
 県は森づくり県民税による「森の力再生事業」で放置林を整備しており、由比町は同事業で伐採された町内産ヒノキ約150本を使って魚礁7基を製作。総事業費300万円の3分の1に林業関連の県補助を受けた。同町 は「漁業者の間でも山の荒廃は話題になっており、いよいよ『漁師も山を守る』という時代になってきた。魚礁が少しでも森林再生に寄与できればうれしい」と話している。
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