ID : 6459
公開日 : 2008年 2月23日
タイトル
木製道具使った伝統製法を見学
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20080223-OYT8T00021.htm
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元urltop:
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写真:
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醸造用の木製道具を使い、清酒本来の伝統製法を守る常滑市古場町の醸造元、澤田酒造が23、24の両日、酒蔵を一般公開する。
幕末の嘉永元年(1848年)に創業した同社は、米を蒸すための甑(こしき)や麹蓋(こうじぶた)、暖気樽(だきだる)など、いまではほとんど姿を消した木製道具を使い、手作りの酒造にこだわっている。
県内で木製道具を使うのは同社だけで、全国の酒蔵でも数えるほど。澤田研一社長(56)は「木製道具はうっかりすると雑菌が入り、酒を腐らせることになりかねない。が、例えば、甑は米の表面を硬く、内側を軟らかく
蒸すことができ、米の味をしっかり出して雑味のない酒づくりには欠かせない道具」と話す。
酒蔵開放では、同社の酒造りの工程を見学でき、数十種の銘柄の試飲もできる。酒蔵開放に合わせて、1906年に大蔵省醸造試験所の技師江田鎌治郎を招いて、酒の腐敗を防ぐ酵母作り研究に使われた顕微鏡やビー
カーなども特別展示される。これらの道具を使い、同社内で米と麹などを混ぜた培地に、乳酸を添加して酒が腐らない速醸法と呼ばれる、現在でも日本酒の酵母づくりに使われている製法が完成された。
澤田社長は「酒造りの工程を見てもらい、日本酒本来の味わいも楽しんでほしい」と話している。
酒蔵開放は午前10時~午後3時。入場料500円。名鉄常滑駅前から同社まで無料シャトルバスが運行される。問い合わせは同社(0569・35・4003)。
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