ID　：　6299

公開日　：　2008年 2月10日

タイトル

森林の持つ価値考える　米沢で森づくりフォーラム

新聞名

山形新聞

元URL.

http://yamagata-np.jp/newhp/kiji_2/200802/09/news20080209_0161.php

写真:

　

置賜林業推進協議会が主催した「おきたま森づくりフォーラム」が9日、米沢市の置賜総合文化センターで開かれ、基調講演やグループ討論を通じ、森林の持つ価値や、森林資源を活用した地域づくりを考えた。
　林業、行政関係者など約100人が参加。基調講演では、福島県只見町でユニークな地域おこしを続ける吉津（きつ）耕一さんが「森を守り、地域に活（い）かす」の演題で、管理放棄された森林を買い取り、都市で不要に なった本と交換する「森の本」活動の取り組みなどを紹介した。
　吉津さんは「かつて造林地には、一生懸命森をつくった人の名前が付いていた。農家が農閑期に生きがいとして間伐や手入れをしていたが、今はそれがない」と指摘。また「自動車に大衆車、高級車があるように、納得 のいく材価になるまでは木を売らない選択もある。それには補助金に頼らない自主、自立、自営の森づくりが必要で、最終消費者との交流して木材の良さを知ってもらうことも大切だ」と説いた。
　引き続き「森を守り、地域に活かすために」をテーマにしたグループ討論も行われた。

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