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ID : 601
公開日 : 2006年 3月22日
タイトル
年輪年代測定法 宇治市街遺跡から出土、定説覆すか
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006032200208&genre=M2&area=K20
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元urltop:
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写真:
 
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宇治市街遺跡から発掘された須恵器。4世紀後半に生産された最古級の須恵器とみられる(宇治市歴史資料館)  宇治市教委と奈良文化財研究所(奈良市)は22日、宇治市街遺跡(宇治市宇治妙楽)から出土した須恵器について「4世紀後半のもので最古級とみられる」と発表した。一緒に出た板材の伐採年が年輪年代測定法と炭 素年代測定法により「389年」と導かれ、須恵器の様式も古いことから判断したという。渡来人が技術を伝えた須恵器の生産開始時期は5世紀前半とされてきたが、定説をさかのぼることになる。  出土した須恵器は、高坏(たかつき)や器台、かめなど20点。平安時代遺構の下層の溝跡(長さ約12メートル、幅3メートル、深さ約50センチ)から見つかった。実年代は不明ながら最古級の須恵器と位置づけられる大 庭寺(おおばでら)遺跡(大阪府堺市)の須恵器の模様や形式と類似。灰が表面に残り、初期段階の技術をうかがわせる。  溝跡からは、朝鮮半島南部の素焼き土器と同形式の韓式土器約70点をはじめ、土師(はじ)器や木製品も出土。うち板材を奈文研の光谷拓実・古環境研究室長が年輪年代測定し、木が伐採された年は389年との結果 が出た。さらに国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)の今村峯雄教授が炭素年代測定し、「359-395年」と補強した。  市教委は板材と土器類が同時期に捨てられたと推測。根拠に、土器類は溝底にまとまっており、水に流されるほど時間が経過した形跡がない▽上層に同じ土が覆っていた▽人が長く居住した跡がない-などを挙げる。
また、須恵器は、平城京跡から出土した5世紀前半のものとされる須恵器より、朝鮮半島の土器に似た古い様式でもあり、4世紀後半と判断した。  杉本宏・市文化財保護係長は「二つの科学的測定法で、須恵器の生産開始時期が早まったといえる。古墳時代を考えるだけでなく、日本史的、国際的な成果にもつながる」と話している。  年輪年代測定法と炭素年代測定法 ともに木が伐採された年代を測定する。木の年輪幅を調べ、伐採年が分かっている暦年標準パターンと照らし合わせて特定するのが年輪年代測定法。炭素年代測定法は、生きてい た木に含まれている炭素が伐採後に減り続ける原理を応用、今回は板材の炭素14の濃度を加速器質量分析計で測り、データベースと照合した。
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