ID : 6229
公開日 : 2008年 2月 6日
タイトル
松阪で伝統手法「野猿」の研修会
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20080206/CK2008020602085313.html
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元urltop:
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写真:
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山中で伐採した木材を外に運び出す「野猿(やえん)」と呼ばれる伝統手法を紹介する研修会が五日、松阪市飯高町で開かれ、参加者は機械を使わず、人力だけで搬出する技を編み出した「先人の知恵」を学ん
だ。
三重大と県林業研究グループ連絡協議会が、林業の歴史をひもとくとともに、関心を高めてもらおうと企画。県内の林業家や、三重大と東京大の教授や学生ら約四十人が参加した。
「野猿」は、山林の内外に組んだ足場の間に鉄線を張って木材を搬出する手法。滑車につり下げた木材を、自らの重みで高低差のある鉄線上を伝わらせる仕組みになっている。昭和四十年代まで主流だったが、次第
にエンジンが付いた専用の機械を両方の足場に置き、木材を運び出す方法に取って代わられた。名前の由来は定かでないが、サルが飛ぶ様子になぞらえたという説もあるという。
研修会では、同グループのメンバーが搬出を実演。長さ四メートル前後のヒノキ二、三本を滑車にくくりつけて手を放すと、反対側の端に向かって約八十メートルの鉄線をするすると滑り降りていった。
東大大学院生の江取良枝さん(23)は「足場を山の斜面に築く技術にまず驚いた。機械での搬出を見た経験はあるが、人力だけで運び出す技術はすごい」と話していた。
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