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ID : 6165
公開日 : 2008年 1月30日
タイトル
足羽川の桜ではし作り 堤防強化工事伴い撤去
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新聞名
福井新聞
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元URL.
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=3017
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元urltop:
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写真:
 
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足羽川の桜を次代に”はし渡し”―。福井YEG(福井商工会議所青年部)は、福井県福井市足羽川の堤防強化工事に伴い撤去される桜を使った「さくらのおはし」作りに着手した。日本一の桜のトンネルとして市 民や観光客に長年親しまれてきた桜並木の思い出をはしに託し、広く使ってもらうことで思い出を受け継ぎ、新しい並木整備につなげようとの試み。2月上旬にホームページなどで予約受け付けを開始し、3月中旬から販 売する。
 工事は、2004年の福井豪雨に伴う河川激甚災害対策特別緊急(激特)事業の一環。堤防強化のため、道路側の桜を撤去して多様な若木を植樹することになっており、桜のトンネルは一部趣を変える。これまでにソメイ ヨシノ約100本が撤去され、移植や希望した県民らに引き渡された。
 福井YEGは設立当初の約30年前から、足羽川の桜並木に注目した事業を展開。「福井桜ルネッサンス」などのイベントを開催して、桜並木の保存を市民に訴えてきた。つながりの深い桜の撤去と配布が決まったこと を受け、思い出の桜を再利用する方法を協議。これまで桜の植樹や並木の保存を続けてきた市民の思いを次代に伝える「”はし”渡し」になってほしいとの思いを込め「はし」の製造を決めた。
 会員たちは、譲り受けた13本分の桜の木を、手分けして製材、乾燥などの作業を開始。デザインは会員らで行い、製品化は小浜市のはし製造会社に依頼した。販売時には、桜のトンネルのきっかけとなる植樹を発案 し、長年桜並木の世話をしてきた故・岩堀貞雄さんの功績やエピソードなどをまとめた「平成さくら新聞」も添えることにしており、関係者への取材も進めている。
 持ち手の先には、桜の花びらを描いた若狭塗を施す。1組1500円で1500組製作し、1000組を販売する。収益金は桜基金(仮称)として、桜の植樹や維持管理費用などに利用する考え。福井YEGでは「はしをきっか けに、桜のトンネルの話に花を咲かせたり、新しい桜並木も市民みんなで植えて、保存していくという意識を高めたい」と話している。
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