ID : 6093
公開日 : 2008年 1月24日
タイトル
木材にカラフルな印刷 御前崎の富士商が開発
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20080124/CK2008012402081999.html
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元urltop:
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写真:
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印刷関連事業の富士商(御前崎市、増田剛巳社長)は、木材に花や写真などのカラフルな印刷ができる新しい転写技術を開発した。屋外でもインクの色が薄くなりにくく、曲面にも直接印刷できるのが特徴。間伐
材を有効利用したベンチの販売に加え、遊具や看板類などに印刷する事業も始めた。
富士商が開発したのは、シリコーン樹脂を注入した木材の表面に、インクを浸透させてデザインを転写する手法。通常の転写方式では、180-200度の熱を加えるため、木材では色焼けや形状変化の可能性がある。
そこで、インクが早く浸透する減圧状態で転写させて、130度前後での印刷を可能にした。
木材が反ったり曲がったりせず、曲面の印刷も可能で、手触りもよい。自社テストで、木質が劣化しやすい屋外でも約3年はインクが薄れない結果を得たという。業務提携する島田市の製材所に、木材確保と樹脂注入な
どの加工を委託し、富士商で印刷する。
ベンチは直接販売するほか、企業広告を入れたデザインを印刷して、公共施設などに無料で設置する方式も行う。川根温泉などに設置済みで、公園などへの設置に向けて広告主を募っている。
価格は一脚20万円前後と割高だが「付加価値で潜在需要は高い」(同社)とみる。1年後には月商1000万-2000万円の売り上げを見込む。
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