ID : 5838
公開日 : 2007年 12月22日
タイトル
“消える”漂着木材 相次ぐ持ち去り 問われるモラル
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新聞名
北陸中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/toku/genba/CK2007122202074233.html
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元urltop:
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写真:
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今月上旬から能登半島西側-加賀地区にかけての海岸線に、ロシア沖で沈没した貨物船から流出したとみられる大量の角材や板材が漂着している。所有者は名乗り出ておらず、漂着物の扱いを定める法の枠
組みがないため、持ち去る人が相次いだ。「漂着ごみ」の処分に頭を痛める市町の職員は、“火事場泥棒”的に消える木材を横目に「ほっとするが、モラルとしてはどうか」と複雑な気持ちを漏らす。 (報道部・谷岡聖史)
二十日朝、荒波が打ち寄せる内灘町の海岸を歩くと、家電やポリタンクなどのごみが散乱する中、真新しいが折れた木材数本が打ち上げられていた。車で通りかかった近くの男性(77)は、「昨日の朝には五十本ほどあ
ったが、トラックに乗った男が運んでいったよ」と教えてくれた。
第九管区海上保安本部(新潟市)によると、県内では珠洲市から加賀市までの海岸線で八-十九日にかけ、長さ三-五メートルの角材や板材約二千五百本と約百束が漂着。十一月十八日にロシア沖で沈没した中米セ
ントビンセント・グレナディーン船籍の貨物船の積み荷が流出したらしい。
九管が船主を調べたところ、船籍は節税のためタックスヘイブン(租税回避地)の同国に置いているだけで、実際はロシアの海運会社と判明。同社に電話で用件を伝えるとすぐに切られてしまうため、ロシア領事館に照
会を依頼したが、連絡が取れない状態だという。
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内灘町では今月十日までに千百七十四本の漂着を確認したが、現在はほとんど残っていない。羽咋市でも十日に確認された約二百二十本と四束が二日後にはなくなった。
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