ID : 5753
公開日 : 2007年 12月13日
タイトル
木製飾り弓 県内で初出土 南蔵本遺跡、漆や樹皮で装う
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_119751082493&v=&vm=1
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元urltop:
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写真:
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徳島市南蔵本町一の南蔵本遺跡の川跡から、弥生時代前期前半(紀元前四世紀)のものとみられる県内最古の木製の弓が出土した。発掘調査に当たった県埋蔵文化財センターが十二日、発表した。弓は漆や樹
皮の装飾が施された丁寧な作りで、センターは儀礼用の飾り弓と推測している。
出土した弓はクワ科のヤマグワ製で、長さ一一六センチ(予想全長一五〇センチ)、幅二・七センチ、厚さ二・五センチ。表面は黒漆塗り。「弭(ゆはず)」と呼ばれる弦をかける先端部に直径約〇・五センチの穴が二つ
開いていて、二-七センチ間隔で約十カ所に樹皮が巻かれている。
センターによると、九月六日に県立中央病院敷地内にある発掘調査現場南側の地下約二メートルの川跡で見つかった。発掘場所近くで弥生時代前期前半と推測される土器が出土したことから、年代を特定した。
南蔵本遺跡西隣の庄・蔵本遺跡からも、弥生時代前期後半(紀元前三世紀)のものとみられる木製の弓三点が出土しているが漆や樹皮の装飾がない丸木弓で、飾り弓の出土は初めて。
弥生時代の木製品を研究している徳島大埋蔵文化財調査室の中原計助教は「西日本地域で見られる丸木弓と飾り弓の作り分けがこの時代、徳島でも広がっていたことを示す貴重な資料」と話している。
十六日午前十時から正午まで、出土した木製弓を展示して現地説明会が開かれる。問い合わせは、県埋蔵文化財センター〈電088(672)4545〉。
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