ID : 5551
公開日 : 2007年 12月 2日
タイトル
ヤンバルの森守り育てる 北部訓練場の跡利用方針決定
.
新聞名
琉球新報
.
元URL.
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-29357-storytopic-1.html
.
.
写真:
.
沖縄北部国有林機能類型区分 米軍北部訓練場返還後の北部国有林の取り扱いを協議する九州森林管理局主催の検討委員会(座長・篠原武夫琉大名誉教授)の第6回会合が29日午後、那覇市の県青年会館で
開かれ、北部国有林の利用区分を決定した。1997年の第1回会合から10年かけて決定した最終区分では、木材生産を目的に国有林を伐採することができる「資源の循環利用林」の指定を見送り、返還対象の国有林す
べてを基本的に保護・保全利用する方針を決めた。
現在、米軍が北部訓練場として使用している約7513ヘクタール(勅令貸付国有林を除く)のうち、約6898ヘクタールは国有林。今回の返還対象は約3987ヘクタールで、そのうち約85%の3372ヘクタールを国有
林が占めている。
区分は自然のまま保護していく「自然維持タイプ」が5割強、続いて「水源涵養(かんよう)タイプ」が5割弱、スポーツやレクなどに利用する「森林空間利用タイプ」は3%程度となっている。「資源の循環利用林」の指定
地域はない。
委員会では同局が昨年10月から今年3月まで実施した北部環境現況調査で動植物の希少種や固有種が集中しているとの結果が報告され「この地域の自然は国宝級の価値がある」「代替えできる環境がない極めて脆
弱(ぜいじゃく)で特殊な地域」と結論付けている。
委員からは「今回返還されない土地にも貴重な植生地があるというメッセージを国際的に発信することが大事」「厳密に保存する地域と、積極的に林業利用する地域を分けた方がいいのでは」といった意見が出された。
また保護林に対しては「森林生態系保護地域にも指定すべきだ」「森林保存の種の保存が大事。各地域に応じた取り扱いが必要」などと活発な意見が交わされた。本年度中に予定されている次回会合では、区分とは別
に保護林の詳細な設定区域などについてさらに議論する。
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。