ID : 5473
公開日 : 2007年 11月23日
タイトル
柳宗理の70年代アームチェア復刻 東京・西新宿
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新聞名
朝日新聞
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元URL.
http://www.asahi.com/fashion/topics/TKY200711210223.html
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元urltop:
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写真:
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機能的で温かみのある作品で知られる工業デザイナーの柳宗理が、70年代に発表した木製の「アームチェア」が復刻され、東京の家具ギャラリーで展示されている。
「柳宗理コレクション」の展示会場=東京・西新宿で
柳は今年92歳の現役デザイナー。ニューヨーク近代美術館所蔵の「バタフライ・スツール」(56年)をはじめ、数々のロングセラーを生み出してきた。一方で、様々な事情で製造中止になった作品もある。今回のいすも
その一つ。
背板から伸びるアームが座る人を柔らかく包み込むデザインが特徴。78年から数年間製作された後、90年に別の会社が復刻したが、7、8年で製造中止になったという。
〈肘(ひじ)のあたり具合や腰のおちつき、姿勢など自ら座りながら手直しを重ね、10年がかりで完成させた〉(柳の展示解説から)。現在も自宅と事務所で愛用している作品で、再復刻の可能性を探っていたそうだ。
柳の期待に応えたのが岐阜県高山市の家具会社・飛騨産業。単なる復刻にとどまらず、背板とアームは1本のナラ材を、蒸して型に入れてU字形に曲げる「一本曲げ木」という技法で成型。柳のデザインが求める「用の
美」を究めようと難度の高い技法に挑んだ。
今回復刻したのはアームチェアと、姉妹品ともいえるアームレスチェア(72年)。長くデザインを温めてきた木製テーブル3種も製作した。発売は08年1月の予定。展示は27日まで、東京・西新宿の「ギャラリー森のこと
ば」(0120・606・503)。
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