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ID : 5202
公開日 : 2007年 11月 3日
タイトル
究極の事業継承の上場挑戦
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新聞名
データ・マックス
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元URL.
http://www.data-max.co.jp/2007/11/_18_4.html
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元urltop:
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写真:
 
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高千穂(本社・粕屋郡宇美町・代表取締役川井田豊氏)は半世紀の50年の歴史を歩んできた。
 企業が50年勝ち残るには業態を大きく進化させなければならない。創業者の川井田千穂氏はまず原木の取扱から初めて木製品加工業、プレハブ製造などを時代に先駆けて挑戦してきた。
 企業にとって50年という時間は紆余曲折がある。耐え抜くことで当社は現本社地に14,000坪の土地を得た。現在の2代目経営者川井田豊氏は実質の創業者である。まさしく中興の祖といえる。
 先代の業態とは決別をして塗装合板製造業に乗り出した。この事業の立ち上げに粉骨砕身奮闘したことで体調を悪化させたこともあったが、結果として九州の市場を凌駕する存在となった。
 塗装合板製造、合板取扱いの巨大なシエアを確立するまでには15年間の月日が流れた。勿論、先代の企業経営に蓄積として14,000坪の土地が残されていたから工場も建設された。だがこの塗装合板製造業は川井田豊 氏によって事業化された全くの異業種への転換といえる。
 もうこの業界には10億以上の投資をして参入する物好きなライバルの出現はない。だから安泰というのではないのだ。事業として将来性がないということを意味するのである。安閑とはできないのだ。だとすると次の 100年に向けての事業進化が問われている。
 当社はこの10年間、賃貸物件の資産を増やしてきた。家賃収入は年間2億円以上を確保するまでになった。川井田豊氏は 「何も不動産を増やすことも目的に買いこんできたのではない。企業を不動にするために資産の購入を行ってきた。我が社にしてみれば第3期の創業期に突入している。ということは新たな事業を組み立てることが問わ れているのだ」  と語るが、あくなき事業意欲に燃えている。
「塗装合板事業が成功した最大の原因は木材資源の有効活用という時代にマッチしていたからだ」  と川井田社長は指摘するが、次のターゲットビジネスのヒントがそこに隠されている。キーワードは『地球環境を守るエネルギー資源ビジネス』のようだ。
 この新規事業の挑戦という大役を次の事業の後継者と目されている川井田社長の三男である川井田佳遠氏が担うことになっている。川井田社長が塗装合板製造業を立ち上げた以上の試練が佳遠氏には待ち構えてい るが、不屈の精神を発揮してくれるであろう。
 企業100年戦略を見通して 「一族3代目になってくると株の相続問題が難儀になってくる。相続税対策も確かに頭が痛い。それよりも株が分散してしまうリスクがある。このリスクを食いとめ利害ある方々が満足していただくには上場の道しかないの かとも考える。ただ上場するにはもう一本のビックビジネスを構築することが先決だが、元気な間にチャレンジをしてみたい」  と着々と布石を打っている。
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