ID : 5100
公開日 : 2007年 10月23日
タイトル
八珍柿の原木に実、新潟秋葉
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新聞名
新潟日報
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元URL.
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=3244
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元urltop:
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写真:
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樹齢が300年を超えるとされ、佐渡のおけさ柿のルーツでもある「八珍柿原木」が、新潟市秋葉区古田の民家でことしも実を付けた。例年に比べて柿は小ぶりで数も少なめだというが、茂った緑の葉の間から鮮
やかなオレンジ色の実がのぞく。
この木は接ぎ木ではない実生樹であることから、1931年に「平核無(ひらたねなし)」という品種の柿の原木と認められた。
種がないことから、越後七不思議に次ぐ珍しい柿として「八珍柿」と名付けられ、62年には県の天然記念物に指定された。高さは約16メートル、幹回りは2メートル余りある。
23歳でこの家に嫁いだ川崎カツエさん(86)は「原木の柿は甘みが違う。砂糖がないころは、実を煮詰めてもちに掛けて食べたもんだよ」と懐かしそうに語る。
娘の坂井ヒサさん(63)も「小さいころから、実がなると原木の柿としてありがたく味わった」と振り返る。
川崎さんによると、佐渡に渡った柿は、原木の回りに芽を出した木だという。「佐渡から来た人が『2本、嫁にもらいにきた』と、木の根っこに酒をくれて持っていったよ」と記憶をたぐる。
「おれが生きているうちは枯らせられない」と言っていた川崎さんの夫、栄作さんはことし3月に亡くなった。川崎さんは「じいちゃんはおれとカキとどっちが先かなんて言ってたけど、先に逝ってしまったね」と、空に向
かって隆々と枝を伸ばす原木を見上げた。
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