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ID : 1299
公開日 : 2006年 7月 7日
タイトル
東北森林管理局が恐山保護区域を5倍に拡大
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新聞名
デーリー東北新聞
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元URL.
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/07/08/new06070804.htm
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元urltop:
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写真:
 
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恐山山地森林生態系保護地域の拡大を検討する東北森林管理局は七日、むつ市で二回目の保護地域設定委員会を開き、指定区域を現行の千百八十七ヘクタールから、約五倍の五千五百三十八ヘクタールに拡 大する素案を提示した。カルデラ湖の宇曽利山湖周辺と南西側の外輪山一帯が保護地域となる見通しだ。   素案によると、保護地域のうち、ほとんど手を加えず森林生態系を厳正に維持する「保存地区」は現行の七百九ヘクタールのままとする。これに対し、保護地区の緩衝的役割を果たす「保全利用地区」はこれまでの四百 七十八ヘクタールから四千八百二十九ヘクタールと、ほぼ十倍に広げる。
 従来は宇曽利山湖南側の円山、大尽山、小尽山にかけての外輪山内側が指定されていたが、今回の見直しで湖周辺と朝比奈岳、釜臥山を含めた南西側の外輪山群が森林生態系保護地域となる。霊場恐山や釜臥山の 自衛隊レーダー基地などは含まれない。
 保護地域を拡大する理由について、同管理局は▽ヒバとブナが混交する固有の森林生態系の適切な保全▽設定地域外で比較的人の手が加わっていない森林の保護―などを挙げている。
 保全利用地区は、試験研究や森林教育の場として利用する。木材生産を目的とする森林施業は行わないが、自然保護や景観維持などのための管理は継続し、人工林は天然林へ移行させていく。
 この日の会合では、「これまでの保全利用地区は狭すぎた」など、素案に賛同する意見が多数を占めた。同管理局は九月の第三回委員会で最終的な設定区域の変更案を取りまとめ、来年度から拡大する方針。
 国有林の森林生態系保護地域は全国で二十七カ所ある。恐山と小笠原諸島(東京都)で区域拡大を検討しているほか、会津地区(福島県)でも新規
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