ID : 4319
公開日 : 2007年 7月25日
タイトル
赤ちゃんに手作り木製スプーン 松本市が贈る事業
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20070725/KT070723GCI090007000022.htm
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元urltop:
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写真:
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松本市は本年度、4カ月児健診の際、赤ちゃんに木製スプーンを贈る事業を始める。同市などの木工家具職人4人が国産材の端材から彫り出す手作り品。添えるメッセージカードも市内の授産施設が作る。自然
や手作り品を大切にする心、ふるさとへの愛着をはぐくんでほしい-との願いを込め、1回目の8月中旬の健診に向けて、製作が進んでいる。
スプーンは長さ13-15センチ。赤ちゃんが使う際の安全を第一に4人がそれぞれ形を考えている。「木の特徴を見極め、1本1本気持ちを込めて彫っている」と職人の1人、谷口泉さん(48)=朝日村針尾。「今は何で
もすぐに捨ててしまう時代。手作り品に触れて、ものを長く大事に使う気持ちを育ててほしい」と話す。
市と職人の橋渡しをした漆器職人、碇屋公章さん(54)=松本市深志三=は「自然素材のぬくもりや作った職人らのことを知り、ふるさとや伝統産業への愛着が芽生えてほしい」と期待。「赤ちゃんが初めて口にする離乳
食はぜひこの木のスプーンで」と願う。
木の風合いを保つためにすりこむ蜜〓(みつろう)は、同市中央一のはちみつ業者「信州蜂蜜(はちみつ)本舗」が作った。同市今井の知的障害者授産施設「共立学舎」が再生紙で作ったカードを添える。スプーン作りに
かかわった人を身近に感じられるよう、製作者の顔写真や名前を載せたカードも加える予定という。
赤ちゃんへのスプーン贈呈は、食卓のコーディネートなどを提案している坂本あゆこさん(36)=同市神田二=が2005年度の「ティータイムトーク」で菅谷昭市長に提案。食べ物に困らず暮らせるようにという願いを
込めて銀のスプーンを贈る英国の習慣を紹介し、木の豊富な長野県の特色を生かして木のスプーンをプレゼントしては-と発案した。
年間の出生数からスプーンは年度末までに2200本作る計画。本年度初めての試みで、碇屋さんは「できれば来年度以降も続けてほしい」と話している。
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