ID : 4188
公開日 : 2007年 6月27日
タイトル
135mm角の地元産ヒノキで10mスパンの大空間をつくる 三重県立熊野古道センター
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新聞名
nikkei Bpnet
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元URL.
http://www.nikkeibp.co.jp/news/const07q2/537827/
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元urltop:
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写真:
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地元産の尾鷲(おわせ)ヒノキを、すべて135mm角の木材に加工し、これらを組み合わせて柱、梁、耐震壁といった構造材をつくる。これらで構成した三重県立熊野古道センターは、ダイナミックな空間と、組み木
細工のような繊細さを併せ持つ。
設計者の広谷純弘氏(当時、建築研究所アーキヴィジョン副所長)は「古風な木造建築の考え方を応用して、新しく現代的な空間ができないかと考えた」と設計の意図を話す。
この意図は、10.5mスパンの大空間の架構に表れている。135mm角の木材を5段重ねにしてつくった組み梁は、最長16mに及ぶ。梁を受ける桁は、135mm角の木材を最大4段重ねにしてつくった。桁を支える柱も135mm
角の木材を組み合わせて、大きな断面の材としている。
こうした構造材によって実現した空間は、大スパンでありながら柱や梁で組み上げたシンプルな架構でできている。構造の基本的な考え方は、古風な木造軸組み構法に通じる。
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