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木製家具製造事業者で組織する全国団体の社団法人全国家具工業連合会(略称・全家工連、長原 實会長)が6月6日、東京・八重洲の八重洲冨士屋ホテルで平成19年度定期総会を開催し家具製品の安全対策
としての「SAFU制度」の充実や木材資源の有効活用を企図した「修理再生ネットワーク」の推進及びグリーン購入法における違法伐採木材に対する総合的な対策、さらには今秋11月に開催するユニバーサル五輪への
協力などを柱とした新年度事業を決定した。
「SAFU制度」とは、製造物責任法(PL法)にかかる木製家具製造業界独自の安全対策事業で、迅速な事故対応の推進と事故再発防止対策を進めていくとともにSAFUラベルのさらなる普及を図っていく。また、消費生活用
製品安全法の一部改正に伴い重大事故発生を知ってからの報告義務の周知を徹底していく。
環境問題を視野に入れ貴重な木材資源の有効活用を図るため昨年度に立ち上げた修理再生ネットワーク「家具修理職人.com」の加入企業をさらに拡大するとともにエンドユーザーへの周知を図っていく(現在97社加盟)
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環境対策に関しては消費者(生活者)に対し健康に配慮した製品の普及を図るため全家工連がかねてから取り組んできた「室内環境配慮マーク」の推進にも力を入れていく。また「VOC対策」」に関してもホルムアルデヒド
以外の化学物質であるトルエン、スチレン、エチルベンゼンなどについてJISで定めるホルムアルデヒドの4星(4スター)並みの基準にすることの研究を進める。
グリーン購入法による政府調達の木材・木製品には昨年秋から合法性の証明が必要になり全家工連が認定団体として行動規範、合法性、持続可能の証明にかかわる事業者認定を進めていく。
人材育成事業の一環として技術、技能の振興を行っているが、今年度においては今秋11月に静岡県で世界大会として開催されるユニバーサル五輪等に協力し「家具職種」代表選手を派遣する。また、これとは別に家具
産業の国際化に対処するため9月に上海で開催される「世界家具連盟」に代表を派遣する。
展示会事業については、国産家具の全国展として2回目の「にっぽんらいふ展」を“日本時代”をコンセプトに掲げて来年2月7日(木)~9日(土)までの3日間、千葉市の幕張メッセ展示ホールで開催することを決めた。+/d
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