ID　：　3856

公開日　：　2007年 5月21日

タイトル

はせがい紅茶いかが収量、初年の４倍に／兵庫・多可町

新聞名

日本農業新聞

元URL.

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=1543

元urltop:

写真:

　

多可町加美区箸荷（はせがい）で１２、１３の両日、はせがい紅茶の茶摘みが行われた。加美地区の住民らでつくる箸荷紅茶の会が、芯（しん）とその下の２枚の葉だけを摘み取る１芯２葉で、２日間で６０キロを収 穫した。鳥取県で製茶し、６月中旬に新茶が完成する。
　同地区は標高８２７メートルの篠ケ峰のふもとにある。山林に自生している木や、家庭で栽培する木から茶葉を収穫し、自家製の緑茶を作る習わしがあり、今も庭先に茶の木を植えている家が多い。
　同町で町づくりを担当する職員から、「同じ茶葉から紅茶も作れる」という提案を受け、２００２年に住民が箸荷紅茶の会を設立した。山林と各家庭の２番茶を利用して紅茶作りを始めた。翌年には、集落内に畑を用意し、 山林から約４５０本の木を移植。施肥や除草など栽培管理を行い、収穫量の増加を試みた。その結果、今年の収穫は初年の４倍になった。
　はせがい紅茶の新茶は、同区のふれっしゅあぐり館や、道の駅Ｒ４２７かみ、八千代区のマイスター工房八千代で、６月中旬から販売する予定。３０グラム入り５００円。

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