ID : 3829
公開日 : 2007年 5月18日
タイトル
木炭の焼き窯2基新設 大口・伊佐森林組合
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新聞名
南日本新聞
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元URL.
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=4483
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元urltop:
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写真:
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大口市の伊佐森林組合が炭焼き窯2基を新設し、炭生産の倍増に乗り出す。国産木炭の需要が伸び、注文が相次いでいることが背景にある。新窯の最初の火入れを18日にも行う計画だ。
県内で炭焼きを本格的に軌道に乗せている森林組合はここだけ。歴史は1985(昭和60)年にさかのぼる。スギ、ヒノキを植える拡大造林のため伐採した広葉樹の山に交じるカシを利用し、少しでも付加価値をつけよ
うと始めた。
当初の窯2基は2001年に造り替えて稼働させており、今回、同規模の窯2基を新設した。直径4.5メートル、天井ドームの高いところで2.2メートル。合計の費用約350万円のうち、鹿児島県の「森のめぐみの産地づく
り事業」で3分の1の補助を受けた。
1基当たり1回火を入れるごとにカシの原木13立方メートルを使い、1袋15キロの製品が150から160袋できる。現在3人の専門スタッフがいるが、火力が高く、持ちがいい良質の炭を焼くには経験を積んで煙のにお
いや色から学ぶしかないという。
カツオのたたきやウナギのかば焼き、焼き鳥など県内各地の食品工場から注文があり、納品を待ってもらうこともあったため、生産量を増やすことにした。同組合の古川新一朗参事は「本物志向で炭火焼きの人気が高
まっていることが、木炭の需要を増やしている」と話す。一般消費者には12キロ2100円(税込み)で販売し、火鉢を使う冬には県外からも注文が来るという。
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