ID : 3732
公開日 : 2007年 5月 8日
タイトル
廃材で「謙敬寺」を再現
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新聞名
十勝毎日新聞
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元URL.
http://www.tokachi.co.jp/WEBNEWS/070508.html
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元urltop:
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写真:
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町西町在住の松井繁實さん(64)は、木を使ったオリジナル模型作りが趣味の1つ。今年は亡父の33回忌に合わせ、檀家(だんか)となっている町内の謙敬寺(飯居暢=とおる=住職)に、同寺を本物そっくりに
再現した大型作品を寄贈した。精巧な仕上がりに、訪れた人も感嘆の声を上げている。(広田実)
松井さんは凝ると徹底して打ち込む性格。40年来の趣味というアナログレコードは、輸入盤を含む多数のコレクションに加え、真空管を使ってアンプなどのオーディオ類を自作。自身の手で自宅を建て増しし、専用室
を造った経験もある。庭木や盆栽にも手が行き届き、持ち前の器用さを発揮し続けている。
4年前に浦幌乳業を定年退職し、新たな趣味として木の模型作りを始めた。「彫刻が好きで仏壇を作るのが夢だった」と松井さん。これまでに五重塔、平安神宮などを手掛け、主に町内の公共施設で展示されている。
今回の謙敬寺は120センチ×110センチ(縮尺60分の1)の大きさで、製作期間4カ月の大作。平面図を基に、主に譲り受けた廃材を手作業で加工して敷地内の御堂、納骨堂などを作った。内陣には手彫りのお釈迦(
しゃか)様を納め、玄関口と室内はスイッチ1つで照明もともる徹底ぶりだ。
庭木は本物の小枝で幹を、発泡スチロールで葉の部分を表現。微妙に湾曲した屋根には糸をはわせて質感を出すなど、材料は身の回り品を生かした。松井さんは「パーツごとに組み立て、思った通りに仕上がったとき
の楽しみは何とも言えない」と話す。
現在は秋の町民文化祭に向け、姫路城を製作中。多趣味のため、家でのんびりとする時間はまれで、「現役時代よりも忙しいかも。とにかく時間が惜しい」と笑う。好きな趣味にとことんまで打ち込むのが、若さと健康の
秘けつのようだ。
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