ID : 3686
公開日 : 2007年 5月 1日
タイトル
好調なツーバイフォー(枠組壁工法)住宅、苦戦する鉄骨系住宅
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新聞名
データ・マックス
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元URL.
http://www.data-max.co.jp/2007/05/post_926.html
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元urltop:
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写真:
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鉄骨系住宅大手の積水ハウスは史上最高の好決算を終えた。東京都港区赤坂の開発物件が大きく寄与したものだ。
外資系の投資ファンド等は今後も3月に完工した東京都六本木の東京ミッドタウンや大阪市北梅田の再開発事業等の大型開発物件が続くことからここ数年間の高収益が継続して見込めることを評価し株価も2,200円から
2,300円まで見込めると発表しているが中々1,800円の壁を越えられない。これは前期(2007年1月期)に、コア事業の低層・軽量鉄骨戸建住宅及び低層アパート部門が対前期比で10~12%も落ち込んだことに起因してい
ると思われる。
原因は色々と考えられるが、住宅の都心回帰現象の影響をもろに被ったことによるのであろう。
持家住宅ばかりでなく得意の低層アパート分野でも都心部に林立した賃貸マンションにシェアを侵食されている。
しかし、ここで面白い現象が現れた。日本ツーバイフォー建築協会は、ツーバイフォー耐火建築物の建築が2007年3月20日の時点で507棟に達したと発表した。
建築地域別では東京都385棟、神奈川県65棟、愛知県8棟、埼玉県7棟の順だ。
防火地域区分別でみると、建設地が防火地域内の建物は419棟であり、その内の専用住宅は314棟、共同住宅70棟、併用住宅30棟、商業施設の順。防火地域の建物を階層別に見ると3階建ての物件が327棟と最も多か
った。
2004年度にツーバイフォー工法の耐火構造が認定されたことを背景にして、これまで十分な広さの住宅が建てられなかった防火地域での新築や建替えが増えたのではないかと、ツーバイフォー建築協会は見ている
。
こういった傾向を受けて、同工法最大手の三井ホームの今3月期の決算は大幅な増収増益となった模様である。
全体の完工棟数の開きは大きいとしても積水ハウス、大和ハウス工業等の商品戦略の絞り込みが必要と思われる。
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