ID : 3619
公開日 : 2007年 4月24日
タイトル
貨物船2船員死亡事故、積荷の木材チップで酸欠…関門海峡
.
新聞名
読売新聞
.
元URL.
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_07042404.htm
.
元urltop:
.
写真:
.
山口県下関市彦島西山町沖の関門海峡に停泊していた貨物船で23日早朝、男性乗組員2人が意識不明の重体に陥り、死亡した事故で、2人の死因はいずれも酸素欠乏症であることが、門司海上保安部の調
べでわかった。船は木材チップを積んでおり、2人が倉庫内で倒れていたことから、同保安部は木材チップが酸素を吸収して倉庫の酸素濃度が低くなり、呼吸困難に陥ったとみている。
調べによると、船は海運会社「西本海運」(熊本県宇城市三角町三角浦)の貨物船「第25千代丸」(498トン、4人乗り組み)で、亡くなったのは青森県八戸市尻内町、長尾澄造(せいぞう)船長(59)と高知県中土佐町、竹
島正彰機関長(58)。23日午前6時50分ごろ、男性乗組員から、長尾船長と竹島機関長が倉庫内で倒れている、と118番通報があり、門司海上保安部の海上保安官が確認したところ、2人とも意識がなく、救急車で市内
の病院に搬送されたが死亡が確認された。
船は木材チップ約780トンを積み、21日夕方に大阪・泉北港を出港、下関の港に向かっていた。2人はロープなどを収納する備品倉庫に倒れており、木材チップは隣接する貨物倉庫に保管されていた。備品倉庫と貨
物倉庫の間には扉がある。発見当時、扉は閉まっていたが、老朽化に伴い、すき間があったという。
木材チップは酸素を吸収する性質があることから、同保安部などは最初に貨物倉庫の酸素が減少し、続いて備品倉庫の酸素が貨物倉庫に流れ込んだため、2人がいた倉庫内の酸素濃度が低くなった、との見方を強め
ている。
木の情報発信基地では、TOPページを平日毎日更新しておりますが、その更新の中に、報道各社のホームページに
掲載されているニュースを毎朝調べ、昨日掲載された情報を集め、リンク形式の1行にその見出しを掲載しています。
2010年現在で毎日平均15本の広い意味での木に関する情報が掲載されています。毎日更新ですから、次の日には消えて
しまいます。これではいかにももったいないので、アーカイプとして分野別に分けて保存しております。このwebページは
「木材、木工、木製品」に関するものを集めています。2006年から開始しましたが、年に2度程度の更新で情報追加いたします。
情報収集の方法はグーグルニュースの検索で調べるというシンプルなものです。