ID : 3583
公開日 : 2007年 4月20日
タイトル
ストーブ用薪でオーナー制度 猪名川町
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/kz/0000307720.shtml
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元urltop:
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写真:
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薪(まき)を燃料に使うストーブが静かなブームとなる中、兵庫県猪名川町の猪名川町森林組合(肥爪稔組合長)が、薪ストーブの利用者と連携して、里山の維持管理を目指す新事業を始めた。都市住民に立ち
木のオーナーになってもらい、木材を安く提供するとともに、作業を通じて森の整備に役立てる狙い。シイタケや炭の生産者もこの連携事業に加わる計画で、里山づくりのモデルとして注目されそうだ。(辻本一好)
薪ストーブは近年、安全性や燃焼効率が向上。小型で使いやすい上に、電力やガスと比べて環境にも優しい。最近、都市部で薪の確保に悩む人が増えていることから、阪神北県民局がオーナー制度を思いついた。
薪ストーブを使う人がまず十人程度でオーナー会を結成する。同森林組合があっせんする里山に育つナラやクヌギを買い取り、自分たちで薪を作り、メンバーらで分配する。
契約面積は一人当たり十アール程度。三年分の燃料に相当する約千束を確保できる規模だ。費用は三年間で三万円。業者に伐採を依頼しても、市販の薪の購入費用の一、二割で済む。
猪名川町のナラやクヌギは良質なことで有名で、特産「池田炭」やシイタケの生産者が原料に求めており、同県民局がオーナー会に木材の販売を働きかける。
里山ではかつて薪や炭の原料としてナラやクヌギが十五年-
二十年周期で伐採されてきたが、昭和三、四十年代に需要が激減。放置されたまま荒廃が進んでいる。同森林組合は「古い木が増えてしまい、原木シイタケ生産者も困っている。この仕組みで若い木への更新が進むので
はないか」と期待をかける。
オーナーになれば、三年間は薪の乾燥場や遊び場として自由に使える。同県民局林業課の酒井宏一課長は「薪と一緒に森林への理解が進む取り組みにしたい」としている。同森林組合TEL072・766・3026。受け付
けは月、水、金曜日。
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