ID　：　3510

公開日　：　2007年 4月13日

タイトル

スギ丸太外側を製材 ヤマワ木材特許申請

新聞名

宮崎日日新聞

元URL.

http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200704130109

元urltop:

写真:

　

ヤマワ木材（都城市、資本金３千万円、若松和達社長、２０人）は、スギ丸太の外側を無駄にせず切り取る製材機械を開発、特許出願した。スギ丸太の外側は内部よりも硬く、収縮が少ない優れた部分といわれる 。若松社長は「マグロで言えばトロ。今までの製材はこれを捨てている」ことに疑問を持ち、新たに考案した。
　高品質の木材としてアピールでき、従来の機械よりも捨てる部分が少ないため、丸太１本当たりの利益は大きい。従来の方法は、のこぎりで垂直に切り、外側の一部を捨てる。開発した機械は、丸太の傾斜角度に合わせ て平行に切る。最後に芯（しん）を含んだ三角形が残るが、ここから強度をあまり必要としない屋根材、壁材を得ることができる。
　１９９９年に完成していたが、「他社にまねされないように」（若松社長）と特許出願したのは昨年５月。県木材利用技術センター（都城市）によるヤング係数（木材の曲げ強さの数値）測定の結果、開発した機械で切った 木材は従来の機械で切った木材よりも高いことが証明された。

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