ID　：　3404

公開日　：　2007年 4月　5日

タイトル

５月に「善光寺の森」植樹祭 参加者募集

新聞名

信濃毎日新聞

元URL.

http://www.shinmai.co.jp/news/20070405/KT070330GBI090009000022.htm

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写真:

　

重要文化財の善光寺三門（山門）など、市内の文化財の修理や復元に使うサワラやヒノキを将来にわたって確保する「善光寺の森造成事業」に取り組んでいる長野市は、５月２０日に同市浅川の市有林「善光寺の 森」で植樹祭を開く。植えた木が利用できるまでには２００－３００年を要するが、市は「世代を超えて市民との協働で文化財や森を大切にする心を育てていきたい」（森林整備課）として、幅広く参加を呼び掛けている。
　「善光寺の森」は広さ約１・５ヘクタール。カラマツの伐採跡に、サワラ約３０００本とヒノキ約１５００本の苗木を植える計画だ。当日は記念植樹の後、将来の切り出しを祈願し「善光寺木遣り」を奉納。市民ボランティアと 市内の小中学校計２０校の「みどりの少年団」の団員たちが、ほぼ１日かけて作業する。
　２００７年１２月末に完成予定の三門の解体修理作業では、屋根のふき方を１７５０（寛延３）年の建立当初のサワラ板を重ねる技法を採用。上松町で切り出した天然材を使っている。市は「将来は地元の山で木材を育て 安定供給したい」と発案し、三門以外の文化財にも活用しようとヒノキも植えることにした。
　市民ボランティアの参加希望は、４月２０日までに、はがきで市森林整備課に申し込む。定員は１５０人。
　現地には駐車場がないため、当日は長野駅東口と飯綱高原スキー場からシャトルバスを運行する。同課は今後、下草刈りや枝打ち作業などでも市民に参加を募る予定だ。問い合わせは同課（電話０２６・２２４・５０４０） へ。

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