ID : 3286
公開日 : 2007年 3月28日
タイトル
木材輸送でリベート 「仲介料」所得隠し指摘 海運9社、11億円
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新聞名
東京新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070328/eve_____sya_____002.shtml
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元urltop:
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写真:
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東京都内に本社のある海運会社九社が、東京国税局の税務調査を受け、昨年度の決算期までの七年間に、九社合わせて総額約十一億円の申告漏れを指摘されたことが二十八日、関係者の話で分かった。同国
税局は、マレーシア・サラワク州からの木材輸送業務に絡み、九社が香港の仲介業者に支払った仲介料について、実際は州首相の親族が代表の木材輸送管理会社側へのリベートだったと判断したとみられる。
同国税局は、この費用について九社が交際費ではなく経費として計上していたことから、計約十一億円のほとんどすべてを仮装隠ぺいを伴う経理処理(いわゆる所得隠し)に課される重加算税の対象と認定した、という
。追徴税額(更正処分)は、重加算税を含め、九社合わせて計四億数千万円に上るとみられる。
九社は、「商船三井」系列の「商船三井近海」と「第一中央汽船」▽「日本郵船」系列の「日之出郵船」と「新和海運」▽「川崎汽船」系列の「川崎近海汽船」▽「関西ライン」▽「日正汽船」▽「日本マリン」▽「東京船舶」。
九社は、公正取引委員会から独占禁止法上のカルテルの適用除外を受けているカルテル組織「南洋材輸送協定」に加盟。同協定事務局などによると、九社は同事務局を通じて一九八一年、サラワク州の首相の協力要
請で同国の木材輸送管理会社「デワ・ニアガ・サラワク」(DNS)と協定を結び、ラワン材の輸送を行っている。
この際、DNSが指定した香港の仲介会社「リージェントスター」に仲介料として七年間で、九社合わせて約十一億円を支払い、経費計上していた、という。しかし、同国税局は、九社が結んだ仲介契約には実態がなく、木
材輸送を円滑に進めるためにDNS側に提供したリベートと判断したという。
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